ときよとまれ

みたもの、きいたものなどのまとめブログです(映画、演劇、展覧会 感想備忘録)

才能は時に厄災のようにあふれ、人生を押し流す『エルピス』第六回

やっぱ、斎藤さん(鈴木亮平)むかつくなぁ。浅川(長澤まさみ)に別れを告げるラインの後の「さあ、もうひとがんばり」みたいな顔。そして、彼は次のステップへ。

 

村井さん(岡部たかし)、パワハラセクハラもあるが、たよりにもなるというバランス。人には、いろんな面があり、反発しながらも付き合える。

 

しかし、異動がえぐい。岸本(眞栄田郷敦)は経理へ。会社って、怖いですね。

浅川は、意外にもニュース番組のメインキャスターへ。

今度の上司は自分を棚にあげて、女が年を取ることを否定するやつだ。自分の加齢もどこかで同じように感じているのだろうか。

その一方、浅川の姿に、ボンボンガールの一人は勇気付けられている描写があってよかった。

 

村井の言葉、「才能がありすぎると、その人からあふれだしてしまう。そして人生の大切なものを押し流しちまう」は斎藤についてのものだが、逆に見ると浅川のキャスター、ジャーナリストとしての才能が彼女の人生から、斎藤を押し流したということでもあるだろう。

斎藤がキャリアか恋人かを選ばなければならない、というのは、ちょっと新鮮だった。こういうタイプは、ほしいものを手にいれるのだと思っていたが、浅川には自分で流れを作る力があって、痛みをともないながらも彼の重力圏から抜けられたのかも知れない。

 

政治家斎藤と、ジャーナリスト浅川の最終対決に進むのだろうか。

 

 

www.ktv.jp