ときよとまれ

みたもの、きいたものなどのまとめブログです(映画、演劇、展覧会 感想備忘録)

シンクホールこわい『奈落のマイホーム』

前半はホームコメディ、後半はサバイバルになる。

日本で公開される韓国エンタメは、粒ぞろいだなあ、と改めて感じるストーリーと安っぽさのない映像。

 

苦節11年、頭金を貯めローンを組んでソウルにマンションを買った主人公一家。隣人とちょっとトラブルになりかけるが、自分達の家に大喜びだ。会社の部下たちを招いてお祝いの会もするが、マンションには怪しい兆候が。。。

 

以前、東京の調布や福岡で地下工事の影響で、土地の陥没が起こったが、韓国でもシンクホールという地下の空洞のために陥没が起こることがあるらしい。

 

案の定マンションは陥没してしまい、ホームコメディは一転、サバイバルものの様相を呈する。そこで、普段は見せない一面をのぞかせる人たち。基本的には明るい人情物テイストだが、すべての人が助かるほど甘くはない。

 

家を購入することを考えている人には、より刺さりそう。

ソウルの住宅事情やジェネレーションギャップなどもかいま見える一作だ。