ときよとまれ

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魔法より筋肉『ブラック・アダム』

最恐最悪のダークヒーローといいつつ、安心して見られる。

その昔、王の圧政に苦しみ、今は軍に制圧されている街の民衆を守るヒーロー的存在、ブラック・アダムにドゥウェイン・ジョンソンが扮する。

たしか予告では、最恐魔術師とうたわれていたが、魔法なし筋肉だけでも十分闘えそうであった。

 

民衆こそが主体であり、ヒーローはそれを手助けするものだ、というヒーロー像が流行りだ。ヒーローは誰かの願いを叶える機構のようでもある。

人間として葛藤を抱えていたノーランのバットマン像が一世を風靡したのち、ヒーロー映画は暗く複雑になり、その反動もあって、純粋に人を守るというなるべくシンプルな正義とパワーの話が増えているようだ。

昔のスーパーマン的なところに戻っていくのかもしれない。

 

 

 

 

 

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