ときよとまれ

みたもの、きいたものなどのまとめブログです(映画、演劇、展覧会 感想備忘録)

年若い人のエネルギーの多さと急なリリカルさがよい 「わたしの星」ままごと

BS松竹東急で放送されていたのを観賞。

こういう舞台を流してくれるのはありがたい。

 

ある中学で文化祭の発表の練習に集まった生徒たち。夏休みが終わる直前だ。ななほは、これまでずっと一緒だった同級生のスピカに明日転校すると、告げられる。火星に行くのだと。

温暖化が進んで常に夏で、人類が暮らすには暑くなりすぎている地球。みんな火星に移住し学校はもうひとつしかない。順次、転居していく。

 

SF的設定だが、そんな中学生たちの日常の騒がしさとエネルギー、急にふっとわきでるリリカルさがとてもよかった。オーディションに応募した高校生が演じているという。

 

星を越える転校は遠いけれど、それは中学生が高校生になったり、やがて大人になる「遠さ」とさして変わらない。宇宙が生まれて、星が生まれるのと、中学生たちが生まれて育って旅立っていくのも、似たように感じる。

 

ほんとにうるさいときと、スンッと急に静かになるときの感じがまさに中学ー、という感じだった。みんないきいき演じていてよかった。スピカ役の華、ななほ役の声が印象に残る。

 

 

 

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