鈴木亮平演じる斎藤が、嫌になるほど悪くて色気がある。
もはや憎い。
この人に抵抗するすべを身に付けないと、このまま負けてしまう。
浅川(長澤まさみ)は支配されたい欲、誰か自分より優れたものに従いたい欲、そして性欲にのまれず、頑張ってほしい。
岸本(眞栄田郷敦)は、過去のいじめ事件でのことに向き合いはじめる。
そして食べられなくなる。
浅川も岸本も、一度飲み込めなくなってから、立ち上がるということか。
どうやら、一回ずつ視点人物(ナレーション)が代わる作りで、ダブル主人公のようだ。一人では突破できないことも、自分以外の人がいることで、できることがある。一緒に頑張っている人がいると、自分のひよったところが、鏡のように見えてくる。
しかし、最後に身を投げたのは……。