2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
イギリスのダイアナ妃が過ごしたある年のクリスマス3日間を寓話的に描いた作品。 ダイアナは、うまくいっていない夫チャールズとかわいい息子たちとともに、クリスマスの王室家族行事にのぞむが遅刻してしまう。ダイアナは、いつも遅刻。王室という特殊な環…
日本橋高島屋本館4階の小部屋で開催中。 中身は三つの百貨店模型と地図、そして年表! この年表がすごい! 江戸時代から現代まで、呉服屋系の百貨店(三越、松屋、そごうなど)と電鉄系の百貨店(阪急、東急、西武など)の歴史が一覧できる。当時の建物や内装、…
最近、女は泣かない。 吐く。 『ハスラーズ』や『ナイブズアウトナイブズアウト/名探偵と刃の館の秘密』に吐く女が現れたが、本作では長澤まさみが、もう飲み込まない吐き出す女を演じる。嘘をつくと吐いてしまう『ナイブズアウト』の登場人物と共通するが…
「バーフバリ」の監督の最新作。3時間。 途中インターミッションの表示が出るが、日本では続けて上映のようだ。なお、見せ場続きなので、トイレにいく暇はない。 普通のアクション映画5本分の見せ場、アクション、人間ドラマが詰まっていて相変わらず濃度が…
東京国立博物館創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を観た。 混んでいるが、構成と案内がよく、展示の最初で詰まるのが抑えられていると思う。 第一会場最初が、「松林図屏風」を初め屏風絵や、菩薩像や羅漢像などの大きめの絵画で、近くで…
下に張り付けてある藤津亮太と谷口監督の対談がおもしろかったので、映画を観に行く。ワンピースには、あまり興味はない。 ドラマやバラエティー動画など、多様多種な映像コンテンツが手元の端末で自分の都合のよいときに、都合のよい速度で見られる今、映画…
最終章の福田美蘭が怖かった。 本展覧会の大部分は、19世紀フランスを代表する画家エドゥアール・マネの時代的背景、画風の成りたちと、日本のマネ受容史を多めのキャプションでお勉強するモードだが、最後の最後で急転直下の展開である。 最終章では現代の…
動物映画なのだと思った。 チンパンジー、馬、?????など、違う存在とコミュニケーションをとれるのか、とれるとしたらそれは恐怖(鞭、躾)か食欲(餌付け)か、それとももっと違うものによるのか。 主人公は牧場を経営する黒人一家で、映画撮影のスタント馬を飼…
貯めても、どんどん失効する。 貯めるだけで使わない人も多い。 好感度を高く保つのが目的ではなく、 貯めた好感度を使って何をするのかが、重要だろう。 防衛的な使用としては、失敗したときに責められにくくしたり、グループから排除されにくくなったりす…
色彩の美しい映画。 母の母の死のため、二人が昔住んでいた家にやってきた少女は、裏の森の中で、一人の少女と出会う。 過去と今が混じりあうけれど、不安がない。 不思議なことも、ゆったり受け入れる。 SF的な心配(タイムパラドックスとか)をせず、なるよ…
龍子記念館の近くにある、そんなに大きくない建物の、そんなに大きくない部屋に日本で出土した勾玉の5%を集めて開催していた。 小さなシールで日本初公開など、表示されていてあなどれない。 日本の勾玉の歴史を、縄文時代から語りおこす。 とても詳しく長い…
長らく海外にいっていないので、見知らぬ風景や生活を見るのが、とても楽しい。『女神の継承』はドキュメンタリー形式で撮られているので、その辺の欲も満たしてくれる。職場の感じや家の中、タイのキャバクラみたいなところ、葬式の様子など、おもしろい。 …
三時間は長いかと思ったが、飽きずに見た。途中トイレに立つ人、多数。意外な展開はあまりないので、戦闘が一段落したらトイレに行くといい。 朝鮮戦争の長津湖の戦いを中国志願軍とアメリカ軍から描く。 韓国軍と国連軍vs北朝鮮軍と中国軍のはずだが、アメ…
『桜姫東文章』をシネマ歌舞伎で最近見た。 へんな話である。前世で僧侶と稚児が心中しようとするが、稚児は死に、僧侶は死にきれない。生き残った僧侶は偉くなって、出家希望の桜姫と出会う。桜姫は名家の娘だが、家宝を奪われ跡取り(兄?)が殺され、世をは…
あとがきによれば作家活動を中止している著者の、読むと痛みを感じるほどの短編集。 「これが私たちの愛なんだってば」が、痛烈。ある日、逆らいようのない存在に囚われ、狭い部屋に監禁された50代男性。その存在は、彼がダウンドッグというヨガのようなポー…
5話目くらいまでの感想。ネタバレと言えばネタバレ。 レイニラは父王に向かって「あなたは王なのだから(私を従えられる)」という。 逆にいえば、王の世継ぎの姫である自分が従わねばならないのは王だけ、ということ。(なんなら王にも反抗する) アリセントに…
出会いがしらにバトルになったり、そして恋に落ちたり、へんてこなところは多々ある。そこに魅力がある。 本筋としては、子ども時代に権威ある大人(軍人・教師)に性加害を受けた男女が、大人になって暴力や格闘技を生業とし、出会い恋に落ちるが、過去のトラ…
弥生美術館で開幕した楠本まきの展示を見てきた。 もともと好きな作家で、京都での展示を見に行けなかったのを残念に思っていたので、東京でもやってくれてありがたい。 作品からの印象的な言葉や絵を抜き出した、ビジュアルメインの展示だった。原画も多数…
イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出、イザベル・ユペール出演の『ガラスの動物園』を見た。 とてもよかったので、ブログを始めることにする。 『ガラスの動物園』は以前にも見たことがあり(ローラ役は深津絵里だったと思う)、繊細できれいだけど、センチメンタル…