2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
どこを見てもよいものばかり。見ごたえしかない。 会期中、展示替えもかなりあり、どこで見に行くのか、何回いけばいいのか悩ましい。 第一期は「鳥獣戯画(甲巻)」「伴大納言絵巻」「信貴山縁起絵巻」「源氏物語絵巻」の四大絵巻が揃い踏みするので、ひとま…
ファッションは流れ去っていくが、スタイルは永遠となりうる。 というのは、イヴ・サンローランのことば。 ディオールの急逝により、若くしてブランドのチーフデザイナーとなったイヴ・サンローラン。最初のコレクションで高い評価を得るが、ほどなく徴兵さ…
CGアニメは、均一でぬるぬる動く方向に進んでいたが、ここに来て「絵」を立体的に動かす、という進路の作品が出てきた。「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」、そして本作もだ。 絵がそのまま動き、かっこよく気持ちいい。 レオナルド、ミケラ…
眼福の展覧会。 女学生など若い女性から一世を風靡したモダンで鮮やかな柄が特徴の銘仙。 コレクター桐生正子氏の集めた銘仙が、大野らふ氏による当時のバッグや日傘までイメージしたコーディネートで見られて、展示点数のわりに見ごたえのある展示である。 …
世界各国の女性監督が撮った女性主人公の短編映画アンソロジー。 日本からは呉 美保が参加。杏主演で二人の子を育てるシングルマザーの毎日を描く「わたしの一週間」を製作している。 ほかにもロックダウン中のロサンゼルスでホームレス支援に取り組む実在の…
ジャム・セッション山口晃 「ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」 山口晃によるセザンヌ鑑賞教室が白眉。 雪舟もある。近づくと見にくいように照明されており、遠くから見て近づきたいと思うと霞む幻の風景だった。 全体に山口晃は作品も見事だが、言…