眼福の展覧会。
女学生など若い女性から一世を風靡したモダンで鮮やかな柄が特徴の銘仙。
コレクター桐生正子氏の集めた銘仙が、大野らふ氏による当時のバッグや日傘までイメージしたコーディネートで見られて、展示点数のわりに見ごたえのある展示である。
バラやくじゃくの羽など大胆な柄や、力強い幾何学柄、南洋の風景の着物に、銀糸で織られた魚柄、ラインダンス柄などさまざまな意匠の帯が合わせられ、帯留めも帆船だったりと、見れば見るほどおもしろい。
途中で展示替えあり。
着物で訪れるお客さんたちのコーディネートも、とても素敵だった。