ときよとまれ

みたもの、きいたものなどのまとめブログです(映画、演劇、展覧会 感想備忘録)

時間がたくさん含まれる映画「瞳をとじて」

前半、けっこう寝てしまった。

つまらない訳ではなく、心地よい。

一瞬たりとも目が離せない、緊張が続く映画とは違い、寝ても許してくれそうな感じがした。

 

もと映画監督の作家は、ある映画の撮影中に失踪し、今も行方のわからない俳優を探すため、テレビ番組にでる。俳優の娘や映画仲間に会い、さまざまなことを話す。やがて、いなくなった俳優に似た人がいると情報がよせられるが。

 

作中作の映画の質感、なんとはないカフェでの会話、主人公が犬と暮らす海辺のトレーラーハウス、部屋に差す光。

人生の時間は豊かに流れていく。

せかせかした気持ちとは対極にあるような、時間の豊かさ、映画への信頼がつまった映画だと思った。

 

 

 

 

 

gaga.ne.jp