ときよとまれ

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ちょっと脚本が弱い 映画『告白、あるいは完璧な弁護』

不倫相手を殺害した疑いをかけられているIT社長(ソ・ジソブ)、彼の妻の父が雇った敏腕弁護士(キム・ユンジン)、二人は雪の山荘で、無罪を勝ち取るために、状況を確認し始める。

しかし、その事件の前に、もうひとつの失踪事件があることが、次第に浮かび上がる。執拗に真実を求める弁護士と、何か隠し事のあるらしい社長の攻防の行方は?

 

以下ネタバレ。

 

 

 

俳優たちは、皆素晴らしい。

でも序盤でだいたいの方向性がわかってしまい、どんでん返しを堪能できなかった。

復讐パートもあっさりしている。

思うにソ・ジソブが、不倫相手の冷酷な計画に従わざるを得なかった男に見えないのが原因かもしれない。ちょっとかっこよすぎるというか、見た目にパワーがありすぎるのだ。

脚本がシンプルすぎるので、豪華な二時間サスペンスのよう。映画館で集中して観るなら、もっと複雑でもよかった気がする。

 

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