おもちゃの開発者である主人公は、両親が不慮の事故にあった姪を引き取る。深く傷ついた子どもにどう接したらいいのかわからず、気まずい毎日のなかで、子どもとコミュニケーションをとって、守り導く人形を開発し、姪に与える。
姪はミーガンに心を開き、明るくなっていくが……。
ドキッとするところもありつつ、そこまで残虐な場面はないので、見易いホラー作品。怖くないが、等身大人形というだけでなんとなく嫌な感じがする。
ミーガンは人形と道具の中間のようで、きたいされるより機能が大きくなりすぎて、持ち主との関係が破綻したように思う。
子育てを機械に外注したいという主人公の気持ちもよくわかるが、やはりまだこの社会では許されていないのだな、と思った。
ジェームズ・ワンの関わった映画はなるべく観るようにしているが、本作はよくできているが普通といったところ。
『マリグナント』みたいなの変な映画がまた見たい。