ときよとまれ

みたもの、きいたものなどのまとめブログです(映画、演劇、展覧会 感想備忘録)

私たちは何者?ボーダレス・ドールズ @松濤美術館

なにをもって人は、ものに自分の似姿を見いだすのか。

木の板に簡単な顔と名を描いただけでも、呪いの形代として機能する。

人形を見ていると、人は人をどんなものとして見ているのかが、なんとなくわかってくるような気がした。

 

呪いの形代から、お雛様、埋葬品から土産物、芸術品に現代のラブドールと、人形の雑多さを感じた。

東博の生き人形が着物ごとやってきていた。

等身大だと、人形はとたんにわたしを何か落ち着かない気分にさせる。小さくても大きくても感じないが、大きさがそろったとき、人形は人にさらに近づいてくるからだろう。

 

 

 

 

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