ノルウェーのサイキックホラー映画。
ある団地に越してきたイーダは、重い自閉症で意思の疎通もできない姉アナのめんどうを見るよう言われ苛立っていた。休暇の時期で人は少なかったが、イーダは別の棟に住むベンと友達になる。一方アナもアイシャという友達ができる。四人はそれぞれ不思議な能力を発現していくが、ベンの力が悲劇を招く。
じわじわした心理劇で、子供たちの関係が変化していく人間ドラマでもある。
派手なエフェクトではなく、演技と気配で超能力を表現するのが、日本のホラー映画のよう。最後の対決まで派手なことをしないストイックさが、よかった。