ときよとまれ

みたもの、きいたものなどのまとめブログです(映画、演劇、展覧会 感想備忘録)

正しいことがしたいなぁ「エルピス」第三回

主人公たちと同じ事件を追う地元紙の新聞記者のキャラクターがおもしろい。ああいう人、小さめのマスコミに実在する。

 

そして、警察OBと、被害者遺族とのアクセスのしやすさのちがい。

被害者を守る気のなさは、この社会の特徴だ。

 

謎の男を瑛太が演じる。果たして彼は、被害者が一緒にいたという長髪の男なのか?

 

被害者家族に取材した渾身のVTRも、ことなかれおじさんたちに却下されてしまい、浅川はやけ酒、やけセックスになだれこむが、もしかすると斎藤を使った自傷行為だったのかもしれない。

 

そして斎藤の帰り際の「用事はもういい」、という言葉で何事かを悟ったのではなかろうか。

例えば、斎藤は冤罪報道を誰かに言われてやめさせに来たのではないかと。

 

そして浅川は大きな賭けにでる。

パンドラの箱を開けて、何が飛びだしてくるのか。

 

「正しいことがしたいなぁ」というのは岸本。

すごくわかる。だからこそ、しよう。

怖いけど、自分で自分の思う「正しいこと」をしてみるしかないのだ。