60年代に一世を風靡し、ロンドンから世界へブランド展開したマリー・クワント。
時系列に沿って、自分で服をつくっていた時代から、さまざまなメーカーとコラボし、ライセンスビジネスで大成功をおさめるまでをたどる。
展示された当時のデザインの、ミニワンピースも、タイツも、ベレー帽も、いまだにかわいいのは驚異だと思う。
形も色も、服のネーミングもチャーミングだ。
以前見たシャネル展で、展示されていた服が素敵だけどとても普通に見えたのと、対照的だと思った。シャネルの服が起こした革命は、今では浸透しきって現代の女性服のスタンダードになっているから、「普通」に見えたのだろうが、では、マリークワントの服は、なぜまだマリークワント的かわいさを誇っているのだろう。
キラキラしたタイツがほしくなった。