罪は描くが、罰は描かない。
責任が雲散霧消していく日本的な映画だと思った。
以下ネタバレかもしれない。
ここはあの子達が生きていくのに適さないところ。
なのはわかるのだが、
でもその責任は、不用意な行動発言を繰り返す大人たちや、❰素朴で無邪気な❱いじめる子どもたち、つまるところ日本社会にあり、
にもかかわらず、あんなふんわりエンドでは、納得できない。
彼らが生まれ変わる必要はもちろんなく、変わるべきはありのままの彼らを受け入れず傷つける人たちなのではないのか。
彼らが生きていける場所を作る、その道程を書く物語がわたしはほしいのだ、
とこの映画を見て思った。