ときよとまれ

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楽しいゲームを映画にするには『スーパーマリオブラザーズ ムービー』

イタリア系アメリカ人の配管工兄弟マリオとルイージは、大家族で暮らしている。親からは侮られがちで、ゲームで現実逃避することもある。そんな親しみのわく主人公たちが、地下のトンネルから、不思議な世界に迷いこみ、ピーチ姫とともにクッパ大王と戦うことになる。

 

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』もそうだが、ゲームをみんなが(ありとあらゆる属性の人が)楽しめる映画にするのには、細心の注意を払って、しかし、それを悟られずに作り込む職人技が必要である。

本作は、世界中の小さい人たちに、ゲームと映画の楽しさを一挙に伝得てくれる。ディズニーもピクサーもおとな目線が強くなっているので、本作は貴重だ。

 

それでいてマリオとルイージの暮らしぶりなど、映画的実在をしっかりさせているので、一緒に見に行ったおとなも、楽しめる仕上がりだ。

 

何となく気晴らしに見るには最適の一本。

 

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