ときよとまれ

みたもの、きいたものなどのまとめブログです(映画、演劇、展覧会 感想備忘録)

「石川真生 私に何ができるか」@オペラシティアートギャラリー

琉球写真絵巻が圧巻。

沖縄に生まれ、沖縄に生きる人々、沖縄の基地にやってきたアメリカ軍人とその家族、基地に反対する人々を撮ってきた写真家、石川真生の東京では初の大規模展覧会。

 

撮影者が感じられない写真ではなく、すべてにおいて、一人の人間・石川真生がそこにいて、見て、何を撮るかを選び、その瞬間を待ち、創り、シャッターを切っている。

 

まわりの人や家族、生まれ育った土地を撮っていれば、私性が強くなるかというと、そうではなく、カメラを構える者が撮影される人と率直にまじわることで、写真に撮影する人自身の姿が写りこんで来るのだと思う。

 

私に何ができるか。

できることがあると、信じている者のことばだ。

 

www.operacity.jp