暗殺者協同組合こと、主席連合のお尋ね者となったジョン・ウィック。かつての友(真田広之)の大阪コンチネンタルホテルに潜伏するが、もう一人のかつての友(ドニー・イェン)が追っ手としてやってくる。
かくして凄腕暗殺者三人は、戦うことになる。背後には、ジョン・ウィック討伐を機に主席連合で勢力拡大を狙う侯爵(ビル・スカルスガルド)がいた。
とにかくアクションが多く、動体視力が試される。長尺でずっと気合い入りまくりのアクションが続くので、後半はぼろぼろのジョン・ウィックと同じく見てる人も疲れてくるのでは、なかろうか。
カット割りで何かなんだかわからないアクションシーンではなく、かなりしっかり体の動き、空間をどう使って闘っているのかを見せてくれる。
ジョン・ウィックの愛犬は出てこないが、別の犬がいて、犬は無事かつ、犬をいじめたものには、必ず報いがある。人は塵芥の如く死ぬのだが。
男二人の道行きは心中と『仕掛人・藤枝梅安2』の感想で書いたが、ラストにまさにそれ、なシーンがある。
のぼりつめた頂上で、男たちは殺し合うのだ。