ときよとまれ

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朝鮮が日本に植民地化された時代の物語「PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ」

韓国の俳優たちが、前半はほぼ全編日本語で、韓国併合時代の人びとを演じる。日本の人は過去日本がした加害に向かい合う映画体験になるかも知れない。

 

みんな創氏改名させられて日本名を名乗り、職場の会話や映画館のアナウンスも全部日本語。韓国の役者が日本語で演技する。日本語話者だからこそ、その不自然さに気づき、それが物語と響きあう。

 

誰がスパイかの推理とどんでん返し、アクションもしっかり入ったエンタメ。そして描かれるのは日本の植民地化への抵抗。それを両立するところに韓国映画の特長がある。

 

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