話の進みが速い。数年前スタートで、実際のニュース映像も使う物語で、どこまで描くのか末恐ろしいが、楽しみでもある。
死刑囚の冤罪事件から、脱落したかに思えたものの「覚悟はないけど、お手伝いなら」と戻ってきた岸本がリアルに感じた。
自分が矢面にたつのは荷が重いけど、誰かがやるなら応援したいという気持ちは、身に覚えがある。
そういう人が集まってやがて大きな動きになるのかもしれない。
いろいろ引き受けることになってしまった浅川が感じた絶望も今回描かれた。スキャンダルで干される前から、後に「嘘」になるニュースを読んで皆に伝えてしまったということ、それに抗うことができない無力さ。
落ちこぼれ部署だからこそ、自分らしさを取り戻す可能性があるのかも。
業績主義世界から降りたあとに始まるのはなんなのか。